ないがしろ

聞いた話によると、アメリカでは著作権を侵害する"可能性がある"ものを封じる、
物凄く誇大解釈できるような法案が出てきたみたいで。
これはある意味で脅しですよね…考えてる事は皆一緒なんですねぇ…可能性て。
 
可能性だけなら何とでも言えるわけですよ、ホントに。
極端な話をすると、豆腐だってカチンコチンに凍らせたら凶器になりますよ…って、
これはマジで極端になったなぁ…、つまりはそんな事なんですよね。
 
例えば日本でも「Winny」の作者が「幇助」で逮捕されたけど、これも悪く言うと、
「開発するのは勝手だけど、誰かが悪用でもしたらお前を逮捕するぞ」って言う、
脅しなんですよね、結局は、そういう技術者に対する。
そんな状況では誰も新しいものを作ろうとは思いませんよね、
もしかしたらこの逮捕はそういうのを狙った確信犯的な感じもしますが。
 
で、最初の話に戻りますけど、もしこの法案が通ってしまったら、
ここ最近になって爆発的ヒットを飛ばす「iPod」も訴える事が出来るとか。
確かにあのツールはそういう可能性はあるにはあるけれども、
あそこまで愛用者が増えて皆に支持されているものを訴えたら、
どれだけ反感を買うか…そんなのはわかりきったものですよねぇ。
 
日本だって「ゲームソフトの中古販売」を撲滅するキャンペーンの時に、
相当反対意見が出たって聞きますし…どうやら今年再開する噂*1がありますけど。
 
結局、そういう産業、特に音楽業界なんかは消費者なんてどうでもよく、
ただ自分達の利益を大切にしたいだけなんでしょうか。
その利益は消費者から来ているというのに…。

*1:9月24日…だったかな、そういう記述があった。