極S

↓まずはコチラから。
http://www.asahi.com/tech/apc/040729.html
asahi.com「ユーザー置き去りの著作権攻防戦」(2004年7月29日)
 
で、読んでみて…どう思いました?
相当やばい状態だと私は思いますよ、こんだけ大変なものが目白押しだと。
 
こうして見てみると、レコード会社はS気質だと思う。
それもかなりハードな「極S」だと。
"自分達が優位な位置に立ちたい"っていう感じがして、
6月の輸入権のアレも考え様によってはそうなってくる。
"ちゃんと国内盤出してるんだから買えよ"みたいな。
 
CCCDという物騒なものが出回ってからもう2年になりますけど、
明らかに売れ線以外のCDもこれが入っちゃってますよね?
新人さんとかの場合は、買っていただける枚数自体がかなり少ないのに、
CCCDにしてしまったばっかりに、本来買ってくれるはずの層まで
拒否反応を起こして離れていってしまっては元も子もないと。
 
今年5月にメジャーデビューしたCOOL JOKEは、ここのキーワードによると、
世界で初めてハイブリッドディスクで楽曲をリリースしたって言うじゃない。
そういう凄い事をしたバンドでさえ、メジャーに上がったら…ねぇ、
レコード会社のエゴとか押し付けられて…ねぇ。*1
 
私がCCCDを嫌う理由の一番大きな所は…やはり「再生無保証」でしょう。
何故、再生保証の無いものを堂々と売りに出せるのか、信じられません。
"あなたのコンポでCDが聴けなくても私らは責任取りません"って、
はっきり言って商売人としては最低の行為でしょう、おそらく。
 
こんな傲慢なレコード会社に振り回されるオーディオメーカーが不憫に感じます。
"うちの大切なコンポにそんな規格外のモン入れんな"的な感じで。
CCCDは規格外ですから、これでコンポが壊れた場合は、
"CD以外のものを入れて壊した"ってことになって保証には応じられないと。
 
何で、音楽聴くのにこんなにもビクビクしなくちゃなんないんでしょうかねぇ。
"コンポに負担かかってるんじゃないか、そのうち壊れるんじゃないか"って、
音楽ぐらい、何の不安も無く、落ち着いて聴かせてくれと、声を大にして言いたい。
 
あと…私的複製の問題、上の記事のテーマ5にあるんですけど、
とあるレコード会社の人は「私的複製原則禁止+複製有料化」を望んでいるとか。
 
なんでしょうね、この虚しさは。
"お前らはそこまでして金が欲しいのか"とか思っちゃいますね。
 
人々の生活形態はバラバラなんですからね、
聞くという行動だけでも「CDで聴く」「MDで聴く」「MP3で聴く」とありますし、
場所だって家の中だったり外出先だったり十人十色ですからねぇ〜。
そーいうのを制限してしまう可能性のあるものはどうだろうかねぇ。
 
まぁ、そうは言っても、この問題の一番重要なことは、
これだけのシロモノを消費者抜きで進めているという暴挙…かな。

*1:COOL JOKEはわりと好きです、彼らの所属レコード会社が嫌いなだけです。