メリット何処?

6月5日に放送されたCX「笑っていいとも増刊号」の事を話題にして人がいて、
それをちょっと読んでいたら本文ではなくコメントに気になるものが。

http://d.hatena.ne.jp/hiloco/20050606#1117990690
タモさんの暗記術(ビーガタスエッコヒダリキキ/2005年6月6日分)

タモさんが5月31日放送の「笑っていいとも!」で披露した暗記術に端を発し、
それでかなり長い文章をお書きになられたのですが、
それに対しての反応の中に、こういうものが含まれていたと。


結局の所、自分の足でうんちくを探すのにも限界があるし、
知識だけの勝負ではない訳だから、そういう本を読むのも別にいいのでは?
要は、生放送という状況下で、自分が本なり何かで学んだ知識を、
自らが持つ話術によって全国に伝える…それが「うんちく王」だと思う。
ただ本に書かれていた内容をそのまま流しただけでは到底かなわない、
くりぃむしちゅー上田氏だけならず、他の出演者もそういう事を踏まえた上で、
あの大会に臨んでいたのではないか…私はこう思っているわけです。
 
第一、全てを自分の足で探せと言っていたら、月一放送なんかできない。
番組的な事を考えても、アレは自然な事だったのではないだろうか。
 
しかし、上田氏に非が無いかと言うと…そうでもないかもしれない。
生放送の最中に酔った勢いで発言してしまったのはやはり不覚だったと思う。
シラフだったら随分と受け手側の印象も変わってきただけに、ここは残念。
 
随分と「うんちく王」に偏ってしまいましたが、「霊長類ヒト科」の方も。
やらせと言うものは往々にしてテレビ業界に存在するものです…が、
結局これは、番組を面白くしようとした結果生み出されてしまったもの。
それが視聴者にどう取られるか、ここが大きな差になってくると思います。
 
最初からやらせ的な臭いを発した番組や、やらせありきの番組、
やらせをしたという事実までもネタとして昇華してしまう番組もあり、
どこまでが良くて、どこまでが悪いか、判断に迷う事があります。
 
私は、個人的にはやらせに関しては、特になんとも思っておりません。
行き過ぎたやらせは流石に眉をひそめますが、許せる範囲というのが広く、
「やらせを指摘した所で自分に何のメリットがあるんだ」という考えなので、
あまりやらせに対してやいやい言う事はないです。
やらせ批判に時間を費やすよりも、もっと自分の為になる事をやりたいのです。
 
そんな所でしょうか。
 
タモさんのことに全然触れてないのもアレなんで触れますが、
タモさんのあの記憶力はホンモノだと噂で聞いております。
以前、同番組で100個の単語を暗記したというのもあるらしいですし。
今年8月で60歳を迎えるという人のあの能力は素晴らしいものです。