「5番6番」について考えてみた
http://d.hatena.ne.jp/toronei/20051123/T
M-1グランプリ2005 東京3回戦3日目結果速報(昨日の風はどんなのだっけ?/2005年11月23日付)
ずーっと思っていた事なんですけれども、ちょうどこの機会に書いてみようかなと。
5番6番、最近は「爆笑オンエアバトル」でも好調な若手お笑いコンビで、
この調子で行けば、昨年果たせなかったチャンピオン大会進出も夢ではないようで。
ネタを見たことの無い方にご説明しますと、彼らのする漫才というのは、
事務所の先輩である爆笑問題の影響が非常に強く、ほぼテイストは同じといっていいでしょう。
爆笑問題が出演していた「うまなりクン」や「号外!爆笑大問題」の収録現場に、
よく居合わせていた事もあるので、自然とそうなっていったと思われます。
その事が、お笑いに詳しい方々から色々と言われる原因にもなっているんですが、
お笑い的な面以外から見た場合…これは逆にセールスポイントになるのではないかと。
それは何故か。簡単に言うと、5番6番には「危険性が無い」。
爆笑問題・太田光はその天性の才能と共に、何をしでかすかわからない危険性*1も持ち合わせており、
フジテレビの生放送番組では幾度と無く、スタジオ中を騒然とさせるボケをかましたり*2と、騒動も多い。
所属事務所タイタン内でも爆笑問題は名実共にトップ*3に位置しており、
近年の高額納税者番付においても、上位にランクインしている事から、ギャランティも相当高いと思われます。
つまり、爆笑問題は「ハイリスク、ハイリターン」なコンビであるという事。
上記のような大変なことが起きる可能性もあるが、きちんと一定以上の仕事をしてくれる腕もある。
もし、5番6番が今後もこの芸風を続けていくことになるのならば、
"爆笑問題を起用したいけれど、あのリスクではちょっと…"という人に、
同じテイストでありながら、危険性が無い5番6番が拾われる可能性があるのではないかと。
ギャランティに関しても、売り出し中の若手であるからして、それほど高くは無いだろう。
CM業界におけるダウンタウンとナインティナインの関係性に近いものが発生するかも。*4
5番6番・猿橋英之が先輩であり手本でもある太田を越える事は…非常に難しい、出来ない可能性もある。
しかし、そのような状態を利用するという事に関しては、彼らには出来るかもしれない。
芸人が本ネタを続けながらお笑いタレントとしても活動するという事が出来るようになった現在*5では、
今後そういった道を彼らが歩むというのも、有り得るのではないだろうか。