いつの間にか他の人が代弁してたよ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000008-ykf-ent
隙だらけだったスキウタ作戦…中年無視の老若歌合戦に(夕刊フジ)

仕事中に考えてた事、見事に夕刊フジが書いてました。
 
結局のところ「スキウタ」は"誰を出してほしいか"なんていうものではなく、
出場者に対してNHKが優位な立場になるための材料でしかなかったという事。
楽曲選択の決定権がNHK側にあるため、歌手を説得する際に利用しようという魂胆?
 
和田アキ子なんかは、去年の段階でこのNHKの態度に文句言ってたし、*1
SMAPに至っては、昨年辞退した意味が完全に無くなる可能性も出てきた。
2004年の紅白でNHKSMAPに再び「世界に一つだけの花」を歌わせようとしていたが、
当のSMAP側は"今年は目立った音楽活動をしていない"事を理由に辞退、
そして今年の夏に「BANG!BANG!バカンス!」がヒットして歌う曲が出来た…しかし、
NHKのこの行動によって「世界に一つだけの花」を歌わざるを得ない状況になるかもしれない。
"皆が聞きたがっている"という、NHKにとって都合のよすぎる実証を手に。
 
あと、コレ。

 こうした結果について業界関係者は「家庭でのチャンネルの主導権は年配者か子どもが握ると判断し、中年世代の視聴者の好みを切り捨てた感じです。過去の実績より現在における話題性ですね」と分析する。NHKも「クドカンさんは今年、映画でもドラマでも話題の人だった。ウチのドラマでは書いてなかったんだけど…」(紅白担当者)と「話題取り路線」を認める。

上記記事より抜粋

NHKのこの考えは…やはり、視聴者を甘く見ていると思う。
若者に媚びてJ-POP勢を増やした結果、年配層の視聴者をテレビ東京に取られて*2しまった上、
子供層は大体がテレビ朝日晦日恒例の「ドラえもん」の3時間スペシャ*3を見ると思うし、
近年の裏番組は格闘技系で固められてる*4わけだから、若年層はそれで決まり、
そして、最終的に残った中年層を全く無視した今回のメンツ…どうひいき目に見ても圧倒的に不利です。
 
これで、「世代を超えて"見放される"紅白」になったら…ゾッとするね。

*1:アッコは卒業式シーズンに話題になった新曲を歌いたがったが、NHKがどうしても「あの鐘を鳴らすのはあなた」から譲らなかったらしい。この曲のリリース当時は難癖つけて歌わせなかったくせに…。

*2:テレビ東京年忘れにっぽんの歌」。

*3:テレビ朝日「大晦日だよ!ドラえもん

*4:フジテレビ、日本テレビ、TBS。