熱戦でしたね

今回のこの戦いを見て思ったのは、やっぱり一般の方とお笑い通の方の見解って全然違うって事かも。
以前、このはてなでR-1の優勝予想を募った人がいたらしいんですけれども、
100人中38人が友近を推してたという…、まぁ、この8人の中で一番知名度があるのは友近なんですが。
私はねぇ…まぁ、浅越か、あべちゃんか、華丸さんかって思ってて、
それでこの3人がTOP3になったのを見て、なんとなく自分に自信が持てたわけで。(^^;)
 
実際に、色々なお笑い通の方々のblogを事前に見に行ってたんですけれども、
大体この3人を上げてましたね、示し合わせたかのように。(^^;)
それだけこの3人が鉄板だったって事なんでしょうけれどね。
 
色々な方が言っていた各人の点数は、結局それぞれ1人ずつだったけど、これは一発勝負だから仕方ないかと。

R-1ぐらんぷり2006決勝(出演順)>

  1. 友近「新体操部」
    • まさかこのネタを決勝の舞台に持ってくるとは思わなかった…。殆ど出オチにも近いような気もするけど、途中の「勇ましさと強さを天狗と鬼で表現してみました」は、以前「お笑いLIVE10!」の記事のときにも言ったんだけど、かなりグッと来るものがあったかなと。表現しているさまも、妙にコミカルで可笑しいし。やっぱり、こういう舞台でこのネタ持って来る人だから、最初から優勝は狙っていなかったのかもしれない。他の番組でも「この人ならわかってくれるかも」と、結構ピンポイントでやってるって話してたし。
  2. バカリズムトツギーノ
    • 個人的に、8人の中で一番笑ったのは実はここだったり。「トツギーノ」って一体なんだという所から入って、1回目の「トツギーノ」でもう大体わかっているのに、2回3回と笑ってしまうのが不思議でしょうがない。"来るぞ、来るぞ、来るぞ…来た!"って感じで「トツギーノ」で必ず笑ってしまう。そうやって何度も「トツギーノ」で引っ張っておいての「ジョルジーニョ」は効いた。で、結局最後はまた「トツギーノ」。今までコンビだったのがピンになったことで、枡野英知の考えていることがダイレクトに飛んでくるようになって、一発の破壊力は増してるんじゃないかと思う。
  3. 中山功太DJモンブラン〜イタリアンレストランにて〜」
    • 昨年に引き続き「DJモンブラン」。あまり彼のネタを見たことが無いんだけれども、多分笑いどころのわかりやすさはこの「DJモンブラン」が一番なのかも。だからこそこういう賞レースの場に持ってくるわけだし。
  4. キャプテン☆ボンバーアメリカの文化」
    • 二重エントリーをいきなりツカミに使うパワープレイ、そこから始まって最後までずーっとパワープレイで押していったのは、もうネタの出来不出来関わらず、潔いなと思った。普段、オリジナルの状態でネタ番組出ても1〜2分しか尺もらえないから、結局筋肉アピールだけで終わってしまうわけで、キャラクターを身にまとっているとはいえ、決勝の場で十分な尺をもらった状態でようやくきちんとした芸ができたんじゃないかと。いや、オリジナルの状態でも面白いんですよ、彼。ちゃんと4〜5分ぐらい用意してもらえれば「筋肉落語」とか出来ますし。今回の舞台?あそこまでバカバカしく豪快にやられるとついつい笑っちゃいますよ、実際。
  5. あべこうじ「ウィンナー」
    • 相変わらずのウザさ全開で、飛ばしてるなーと思ってたら突然のループでビックリ。どんな話をしても最終的にウィンナーの話題に戻ってくる、戻ってきたと思ったらまだ違う話に飛んで、間髪入れずにまたウィンナーの話題になってもう完全にトランス状態。今、何の話になってるのか、一瞬わからなくなるぐらい。
  6. 浅越ゴエ「しっくりこないニュース」
    • 一応、タイトルで"しっくりこない"とは言ってるものの、内容的にはしっくりどころか、ありえないレベルにまでぶっ飛んでるのか、いつ見ても痛快。あれだけぶっ飛んでいるものを、ニュースキャスターだけにしれっと言ってしまう温度差が、ネタを引き立ててる重要なものなんじゃないかと。
  7. 岸学「先生がいじめられっ子」
    • 学校の先生が自分の生徒からいじめられているという話。内容のエスカレート具合が半端じゃない。背中の張り紙から、最終的に"家の隣に空港ができた"まで、どうやったらそこまで飛躍できるんだろうかと、ついつい考えてしまった。途中の含み笑い・誘い笑いが妙にリアルだったのもイイ。「レディース4」は都会の人しかわからないかもしれないネタだけど、私は笑いました。
  8. 博多華丸児玉清研究」
    • 準決勝でもやっていたらしい、児玉清をあいうえお作文で説明するというもの。とんねるずお墨付きのモノマネ自体のクオリティもさることながら、ネタの構成が凄い。相方さんと作ったらしいけど、これを相方不在のR-1の舞台で完璧に演じきってるのは、やっぱり16年の積み重ねの結果なのかなと。で、最後の「アタックNo.1」の"だって涙が出ちゃう、女の子だもん"で林家正蔵がのけぞって大爆笑してたのが、個人的にこの番組で一番印象に残った所。

で、最終的な順位はこんな感じ。

<決勝順位>*1

  1. 博多華丸 450点
  2. あべこうじ 438点
  3. 浅越ゴエ 434点
  4. バカリズム 418点
  5. 岸学 416点
  6. 友近 406点
  7. 中山功太 405点
  8. キャプテン☆ボンバー 382点

2位のあべこうじに12点もの差をつけ、博多華丸がチャンピオンに。
個人的にはあべちゃん応援してたんだけど、華丸さん相手じゃあやっぱり厳しかったか…。
 
まぁ、何はともあれ、華丸さん、優勝おめでとうございます。

*1:何故BGMがスカパラ?しかもカバー曲。