全てはエンディングのために

とりあえず、内容云々に関しては「駄メイドの日記」(id:Ima:20060720:p1)のImaさんが詳細に語ってるので、
ちょっとここでは世間(といってもmixiだけど)の声について考えてみようかなと。
 
先日たまたまmixiのGCCXのコミュニティを見てみたところ、
そこに集いし人達が番組に対してかなり不満の声を上げていたわけで。
特に目立った意見として、今回の「大魔界村」に関して"なんで前後編にしないんだ"というのと、
番組全体に対しての意見で"感動演出・ネタ演出が多すぎる"というもの。
 
これは…実はちょっと考えると、反論的なものはいくらでも出てきてしまうんですよ。
"前後編"っていう意見はざっと見る限りでは、ホントに多いんですけれども、
いくら難易度が上がったとはいえ、同じ道のりをもう1時間見せられたら…飽きるでしょ。
これまでの前後編と今回の「大魔界村」の違いは"道のり"なんですよね。
過去の「プリンス・オブ・ペルシャ」「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオ64」は、
どれも"凄く長い道のり"を前半後半に分けて放送していたのであって、
大魔界村」の"そこそこの道のりを2周"とはワケが違うわけですよ。
それに、2周目は浦川・井上も最初から登場してるという状況ですから、
仮にもう1時間分作るとしても、そこにはGCCX本来の光景は無いわけですよ。
このコーナーのタイトルは"有野の挑戦"なんですから。
 
mixiの方では、"今シーズンは放送回数が少ないからじゃない?"みたいな意見もあったんですが、
やっぱり一番大きな部分は"道のり"だと思うんですよね。
 
"演出過多"の意見は…たしかに第5シーズンに入ってからはそういう感じはありますが、
感動演出に関しては、あの現場の空気を考えると当然の演出なのではないかと私は思うんです。
おそらく発端は、有野課長のモチベーションを上げる為に差し入れで持ってきた、
GCCX視聴者の皆様からのファンレターではないでしょうか。
ただ、ここで、今一度"有野の挑戦"の本来の趣旨を思い出していただきたい。
このコーナーの目標というのは"難関ゲームのエンディングを視聴者の皆様にお届けする"事であって、
それを達成する為には有野課長のテクニックももちろん必要ですが、
それ以上に精神的な面、先程も言ったモチベーションも必要となってきます。
特に今回は難易度の高さゆえに何十回・何百回とリトライしたと思います。
普通の人はもちろんですが、有野課長だってこんなに奇想天外な回数やってたら、
そりゃいくらかはモチベーションも低下してしまいますよ。
そして、そのタイミングでやって来るファンレターを読んでモチベーションが上がって、
それから何度もトライして遂に念願のクリア!っていう展開に、最終的にはなるんですから、
そこではもう感動的演出以外は無理でしょう、誰がこの状況を笑えますか?
 
ネタ演出については、一応この番組は"バラエティ番組"ですから、
そういった部分は当然必要になってきますし、メリハリがついてテンポよくなるのでは?
 
という事で、またもや随分と長い文になってしまいましたが、
ここまで書いてみて最期に思った事といえば…
やっぱりハードルは確実に高くなってるんだなぁ…って感じでしょうか。