何時の間にか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040815/148558/
IT ProiTunesになぜなれない? 顧客志向が必要な日本の音楽配信

まずこの記事で驚いた事は、du-ub.comが終了していた事。
当時、音楽配信にちょっと手を出していた事があったのだけれど、
専用のレーベルゲートプレーヤーを持っていたのに、
それとは別にdu-ubプレーヤーのダウンロードを急かされたのを憶えている。
で、ダウンロードすると、それはただ単に形が違うだけの全く同じモノだった。
しかも、レーベルゲートが正方形のシンプルなものだったのに対して、
du-ubのそれはなんだか変な形で、テトリスのL字ブロックのようだった。
 
当然、同じ物を2つ入れておくような野暮な事はしたくなかったので、
その後すぐにdu-ubのそれは削除してしまった。
 
当時はまだ音楽関係の話には余り興味が無かったので、
この音楽配信の裏側がこんな事になっているのは知らなかった。
深読みしすぎると結果的に損をするという事なのでしょうか。
 
記事の後半はiTMSの機能の一つであるCD-Rへの書き込みについて言及している。
各国で好評のiTMSのサービスが日本でだけ始まらないのは、
この部分に対する否定的な意見がかなりのウェイトをしめているらしい。
 
CCCDを出しておきながらこういう事をやると小売店が黙っていない」とは
とあるレコード会社の担当者の発言らしいが、
消費者から軽蔑視されているCCCDと、このiTMSを比べてみて、
どっちが有益かと聞かれれば当然後者だと思うのだけれども…。
やはり、引っ込みがつかなくなってしまったのだろうか…。
 
最後に私が一番気になった部分をご紹介して終わりと致しましょう。

さらに国内の音楽配信は,楽曲データのコピーや移動を厳格に管理する「チェックイン/チェックアウト」機能を使うことが多い。ユーザーの使い勝手を損なうからと,アップルがあっさり捨てた機能をいまだに使い続けているあたりからも,供給者の論理が依然根強いことを示している。

IT ProiTunesになぜなれない? 顧客志向が必要な日本の音楽配信
CCCD著作権保護の扱いに苦慮」より