認知度と錯覚
音楽情報サイト「いかんともしがたい」の9月2日のエントリーに、
自身としては初めてコメントを寄せてみたのですけれども、
やっぱりこういう事をしていて感じる事といえば、
世間でのCCCDへの認知度が未だに低い事でしょうか。
音楽サイト中心で動いていると「CCCDへの認知度は高い」と、
錯覚を起こしてしまいがちですが、一歩外へ出てしまうと、
逆に我々のような人が途端に少数派になってしまうんです。
私は、周りの数名の知り合いにCCCDに関する話題を振ってみたのですが、
そこで同調してくれたのが約半分、もう半分の方々は、
「でもリッピングできるから別にいいじゃん」と、
特になんとも思ってない感じでございまして。
月に数万円ものお金をCDに注ぎ込む25歳のネットの先輩は、
「CCCDもCDなんで買いますよ」と言っておりました。
…やはりCCCDに対しての認知度は低いようです。
とりあえず、今までバーッと漠然と訴えてきましたけど、
ここで今一度、CCCDについて特徴を挙げてみましょう。
<CCCDについて、簡単にまとめてみた>
概要
- CCCDは、パソコンでのコピーを制限する為に生まれたもの。
- トラック部分にエラーを混ぜ、パソコンでエラーを起こさせる手法。
- パソコンでは圧縮された音源を専用のプレーヤーで聴く。
- プレーヤーはなんの断りも無く勝手にインストールされる。
- ↑は専用のソフトを使わないとアンインストールできない。
特徴
- エラーの混入により、CDプレーヤーでも再生できない機種がある。
- 再生時にプレーヤーに負担をかける、最悪の場合、壊れる。
- 「コピーコントロール」と名乗っている割に、リッピングできる。
- 通常のCDと比べて、CCCDは音質が劣化している。
対応
- CCCDは最低限の基準を満たせていないので、CDではない。
- CDではないので、再生して不具合が起きても保証してくれない。
- レコード会社も責任をとろうとはしていない。
- 返品に応じてくれるのは開封前まで、開封したら無理、理不尽。
状況
ん〜…ちょっと雑然としすぎたかねぇ…ゴチャゴチャしてる。
でも、まぁ、書かないよりはマシですよね、これは。
で、こうして見てもやはり欠点の方が目立ってしまう。
消費者からはやはり反対の声が多い訳なんですが、
レコード会社が"権利を守る!"と言っているアーティスト側からも、
色々な理由で反対されているという、物騒なもの。
どうでしょう、お客様、この事について考えてみません?