これほどまでに不安になるのは何故だろう

テレビ朝日ミュージックステーション」にトンガリキッズ出演。
…しかし、どうやら急に決まったらしく、メンバーが揃わず。
 
やっぱり、人数が足りない分だけ迫力が落ちているわけで、
オファーは早い段階でしておくべきなんだなと学習する。
 
それにしても…20万枚売れるなんて、果たして誰が予想しただろうか。
こうなってくると本人達も相当やりづらいんじゃないかなとも思うし、
ファミコンのイメージが付き過ぎて他の事ができなくなりそうだし…、
加えて、このまま一発屋で終わるんじゃないかという不安も無きにしも非ず。
 
しかし実際、テレビに出なくなってもフツーに食ってる人はいるわけで、
先日読んだとある方の本にもそのような事が書いてあった。

 それまでテレビに出ていた人が出なくなる、ということは「解散したんですか?」とか「えっ!まだやってたんですか!?」にと直結してしまうのだ。
 結果、時折マスコミから来る依頼は「あの人は今!?」というものばかりになってしまった。
 確かに気持ちはわかる。

(中略)
 しかしそういう番組は往々にして「苦労話」や「大逆転の転向話」を期待しているので、俺達は正直困惑して、申し訳ないがほとんどは出演や取材を断った。
 なぜなら、俺達の活動自体はマスコミ露出以外はほとんど変わっていなかったから。
 もちろん大波はいつの間にかレレレのレーと去ったので、ホールでやっていたのがまたライブハウスに戻ったり、レコーディングも海外ではなく、自分達のスタジオ等で行うようになったり、というのはあったろーが、それは本人達にはさして重要なことではなかったのだ。かえって好きな時に納得のいくまで曲を練ったりしてやれたので、活動的には充実していたぐらいだ。
 要は音楽で暮らせればそれだけで万々歳のエッサッサーのホーイホーイだったのである。
石川浩司「たま」という船に乗っていた」第九章より

当時の「たま」と現在のトンガリキッズでは売れ方に随分と差があるが、
もし、同じような道を歩んだとしても、フツーにやっていけるのだと思う。
 
…でも、なんだか腑に落ちないんだよねぇ…。